2023/02/16
日記
今日は12時過ぎくらいに起きた。15時間くらい寝ており最悪。お昼を食べてから昨晩観ている途中で止まってしまった(そして寝てしまった)『過去を逃れて』を観た。監督はジャック・ターナーで公開は1947年。フィルム・ノワールっていって想像するものだいたいあるなという感じで、入門で観るのにかなり良かったと思う。中盤の、本作の「ファム・ファタール」とされるキャシーの上に殴り合う二人の男の影が写り、画面から見えないところで彼女はすでに銃を構えているシーンが特に印象に残っている。ラストシーンもよくてよい映画を観たな〜と思えた。
wikipedia情報なのであとでちゃんと調べる予定だが、どうやら製作会社のRKOは本作が作られた少し後に億万長者のハワード・ヒューズが経営者となり、鶴の一声的な経営ではちゃめちゃになったことがあるらしく、なんかタイムリーな話だな……とおもったりした。
そのあとは近くの図書館で本を借りたのち、夕飯を食べてまた映画を観た。観たのは『マルタの鷹』。監督はジョン・ヒューストンで製作は1941年。原作はハメット(ハメットは一作も読んだことがないので近いうちに読みたい)。 フィルム・ノワールの古典らしい。主人公である探偵が追うことになる事件が実は「マルタの鷹」というマルタ島由来の純金の鷹のオブジェに関連していて……というあらすじで(多分原作と大差ないのかな?)100分ちょいしかない中で色々起きる映画だった。ラストシーンで連行される犯人の上にエレベーターのドアの格子の影がかかるところが一番好きなシーン。
ここ数日映画を観ていて思うのは、シネフィルの人とは違ってぜんぜん映像を覚えていられないな〜ということ。シネフィルの人は一回映画を観ればもう脳内再生できるみたいな人もいる気がしており、これは数観ていったら改善したりするものなんだろうか。